さくりの子育て

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わたしが牛乳を積極的に買わなくなった理由

こんにちは、さくりです。

6歳の娘と4歳の息子とドイツ人の夫と南ドイツで暮らしています。

 

妊娠17週になり、先日戌の日を迎えました。娘の時は張り切って美味しいご飯を作って、お祝いしましたが、息子の時は(ごめんね)覚えていません。

 

そして少し間が空いた今回は、心に余裕があったので、戌の日をどうやってお祝いしようかと、一カ月前から考えていました。戌の日を迎えた今週、私以外の家族は一週間ほど義実家に遊びにいっており不在のため、公園繋がりのご近所ママたちを我が家に呼んで、ブランチでお祝いをしました。

 

ブランチと言っても、パン屋さんのクロワッサンやレーズンパンなど焼きたてのパンと、りんご・バナナ・梨とナチュラルヨーグルトなどです。飲み物は、カフェインレスコーヒーとフルーツティー。そしてコーヒー用にオーツミルクを用意しました。牛乳を買うことをすっかり忘れていたので、集まったメンバーにそのことを伝えると、なんと、みんなオーツミルク派ばかり。ひとりは今年になって牛乳からオーツミルクに切り替えたと言っていました。自分たち一家を含め、周りでどんどん増える脱牛乳の流れ

 

前置きが長くなりましたが、今日は、私がなぜ牛乳を積極的に買わなくなったかを、書いておこうと思います。

 

 

我が家は、2年ほど前から、牛乳は定期的には買わなくなり、その代わりにオーツミルクや豆乳を使用しています。

 

それまでは買い物に行くたびに、牛乳を最低1本購入していました。料理はもちろんのことを、コーヒーに入れたり、娘が1歳半くらいからは幼児用のミューズリー(オートミール)にかけたり、日常の食卓になくてはならないものでした。



さて、私たちがオーツミルクを含めた植物性代替ミクルを飲用するようになったのは、2013年にさかのぼります。それは夫が ダ イ エ ッ ト をはじめたからです。

ダイエットといっても、血液検査をして栄養士さんに、個人に合ったダイエットメニューを作成してもらう本格的なもの。メニューには、普通のヨーグルトではなく豆乳ヨーグルト、そしてコーヒーにも牛乳は入れずにブラックで飲むということが奨励されていました。当時は、普通のスーパーには今ほど種類豊富にはなかったですが、豆乳や豆乳ヨーグルトはすでにありました。ただ、厳しい食事制限の期間が終わった後は、さすがにコーヒーをブラックで飲み続けることは無理だったようで、豆乳を入れ始めるようになりました。ただ、夫はいまいち豆乳で飲むコーヒーも好きになれず、結局、普通の牛乳を入れるというそれまでの食習慣に戻ってしまいました。私自身もコーヒーを飲む場合は割と牛乳をたくさん入れる派です。

 

それまで、代替ミルクはヴィーガンの人のものという意識が少なからずあったのですが、少しずつスーパーに豆乳以外の代替ミルクを見かけるようになり、オーツミルクやアーモンドミルクなど、興味が出てきて、少しずつ買うようになりました。ただ、牛乳の方が値段が安いということもあって、牛乳も買いつつ、代替ミルクも購入するという感じでした。と同時に、子どもにはカルシウム源として与えるものとして、必ずしも牛乳が必要なわけでないということを、とある YouTube の動画をきっかけに思う(信じる?)ようになりました。そもそも牛乳は人間が飲むには栄養価が高すぎるそうなのです。

2022年8月、一時帰国中の東京のスーパーで見つけた代替ミクルの売り場。日本らしいのは、一人用サイズ。ドイツでは逆にこのサイズは見かけたことがありません。

私たちは牛乳をカルシウムの摂取源として飲むということを、小さな頃から植え付けられてきたと思います。学校給食がその典型的な例です。植物性の代替ミルクからも、そして野菜や小魚などからも必要なカルシウムを取ることができます。それを知ってから、「牛乳はなくてもいい」という結論に達しました。

 

こんな情報収集をしていたころ、息子が卒乳する時期を迎えました。息子が1歳2ヶ月の頃です。なんとなく寂しい一方で、一区切りが着いて一安心している自分もいました。そんな時、人間の都合で、わが子への授乳ではなく、人間用に搾乳され続ける雌牛の現状を知り、この雌牛たちが自分だったらどうだろうと考えるきっかけとなりました。雌牛の身体は休まずお乳を作り、出し続けます。わが子のためではなく、人間のために。そんな考えをめぐらせていたら、なんとなく自然と牛乳を極力買わずに済む方法はないかと、買わない・使わない努力をしました。食生活や食習慣を急に変えることは難しいですが、代替ミルクのおかげで、わりとすんなりと脱牛乳の食生活に切り替えられたと思います。

 

ただ、正直に言うと、私の脱牛乳食生活は、結局のところ完璧でなく、「都合がいい」と自分でも思います。なぜかというと、チーズは量は減ったものの、欠くことができないからです。また、夫のダイエット以来、我が家では豆乳ヨーグルトを買うことの方が多いですが、それでも普通のヨーグルトの方が断然おいしいと感じます。子どもたちの誕生日が近づくと、生クリームやバターなどの乳製品の使用率もあがります。



けれども、栄養面だけでなく、環境面の観点から、植物性代替ミルクが奨励されていること、そして自分が妊娠し、子を産み、お乳をあげる身になったからこそ、少しでも自分自身は摂取量を抑えたいと思い行動するのみです。

 

ちなみに、子どもたちには強要はしたくないので、実家や義実家、幼稚園、お友達の家で出される分には、何も制限はしていませんが、我が家ではほとんど飲むことはありません。朝食のオートミールにかけるものは基本的に代替ミルクです。このまま、我が家の代替ミルクが定着し続けるといいなと願っています。



以下の、ウェブサイトに植物性代替ミルクについて、栄養面や環境面から詳しく知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

media.nextmeats.jp



長文、読んでくださりありがとうございました。

 

さくり